平日お昼にサッと読む どろんぱの散文

シンプルな暮らし、いい言葉、映画、プチプラ、ダイエット、その他日常で心に触れたものと人。

人の心を惑わせ、煽ってくる世間の「8つの風」。

「八風吹けども動ぜず」という言葉をご存知でしょうか。

私も最近知ったものですが、修行の妨げとなる8種類の要因のことを「八風」と言います。日常だと、この8つの風に吹かれると自分を見失いがちになるといった感じでしょうか。

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八風とは

 

(うるおい)意に叶うこと、利益

(ほまれ)陰で褒められること

(たたえ)目の前で称えられること

(たのしみ)心身の楽しみ、喜び

 

(おとろえ)心身の衰え、損

(やぶれ)不名誉、批判されること

(そしり)面と向かっての非難

(くるしみ)心身の苦痛、苦しみ

 

「八風」は、人が欲し、求める「四順」と、逆境にあたる「四違」に分けられます。

上の4つは、いわば自分たちにとっても都合がよく、「快」となるもの。そして後半の4つは意にそぐわず、むしろ避けたいもの

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「動ぜず」というけれど

褒められたら嬉しいし、心無い言葉に残念な思いをするのは自然なこと。

それに一切動揺するなということではなく、喜怒哀楽いずれかの気持ちになっている自分を素直に受け入れサラっと対処することが肝要なのだと勝手に捉えています。

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強風や突風に身を任せていたら吹き飛ばされてしまうので、確固たる信念を持ち、地に足を付けていれば、不安定になる時間を少しでも減らせると思うのです。

 

不動の心はまだ遠く

私は自分も含め、あらゆる物事を俯瞰的に見ているフシがあり、それなりに人生の紆余曲折を経たこともあってあまり動じない性格だという自負があります。

ですが、数年前にお偉方の前でスピーチした時、「あなたの下だけ地震が起こっていた」と言われるほど声が震える大緊張

まさに八風の「苦」の風にさらされていました。

終わった後も、どの風が吹くのか、周囲からの眼を気にしていたような気がします。「不動の心」と慢心していた自分共々、反省。

粗っぽい持論

人は感情に揺れる生き物。

風に吹かれた時、振り幅が大きくても、ホームポジションにスッと帰ってくることができたらそれでよいのではないかなと個人的には思っているところです。

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「八風吹けども…」も、自分の信念に還るためには目の前の真理や事実とひざを突き合わせて向き合うべきだ、という我流の解釈をしています。

 

まとめ

何でも思い通りにいくから精進するということでもなく、かといって目の前に壁が立ちはだかっても、それが必ずしもマイナスになるわけではない、と言えるわけです。

とはいえ、風が吹けば煽られるのも不可避。

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「快」が続いても逆境にあっても、「風」に動じない一途な心を育てることが大切なだと思います。

京都中に吹く冷たい風には今日もかなり動じています。人生は修行ですね。

 


本日の名言。


悪魔が私たちを誘惑するのではない。私たちが悪魔を誘惑するのだ。


ジョージ・エリオット