仕事の都合で久々にその世界へ足を踏み入れたカラオケ。
嫌いではないけど決して得意でもなく、そもそも歌が下手なため行くことがなくなっていた場所です。
分厚い歌本をめくってリモコンで番号入力していた青春時代からブランクがありすぎたため、受付で「機種のご希望は」と聞かれた時は、「へっ?」と、元ちとせ的な裏声で聞き返してしまいました。
メリットもたくさん
音楽を聴いたり皆で歌うことで、幸せホルモン・オキシトシンの分泌が増えると言われています。単純に大きな声を出すことで気分がスッキリし、ストレス発散効果も。
お店によりますが食べ物もかなり美味しかったです。「カラオケのピザは冷めても美味しいように作られた傑作」という噂も。
私は接待で行きましたが、合いの手の技巧派、男性が歌う天城越え、意外な人のアニソンなど仕事とは別の表情を見られて距離が縮まった感もあります。
ノスタルジーと映像美
同年代の人と行けば、懐メロのイントロや歌詞に盛り上がります。「あの頃は良かった」としょっちゅうボヤく団体だと単なるやさぐれ会ですが、時々は哀愁に浸るのも良いもの。
本人映像が流れる場合は、モノクロのエレカシの純朴感やイエモンの艶やかなねっとり感、芸術的な椎名林檎ワールドなど、歌そっちのけで映像にトキメくこともできます。
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「恥ずかしい」と「歌いたくない」は別
行きたくないと言う人を無理に参加させるのはもちろんNG。恥ずかしいから歌わないのではなく、歌うのが苦痛だから歌わない人がいることも念頭に。
私個人の話ですが、社会人になってからは「極力行きたくないし歌いたくない」とあれほど思っていたカラオケが、行ってみたら驚くほど楽しかったです。
今も恥ずかしいのでシラフでは歌えないのですが、歌わなくても誰かが楽しそうに歌っている姿を見るだけで楽しめそうです。
ヘルスケア
立ったり座ったり、大きく体を動かしたりの運動。大きな口を開ければ表情筋も鍛えられます。緊張感、高揚感には自律神経を整えてくれる効果も期待できます。
一曲歌うのに使うカロリーが平均20キロカロリー。10曲でどら焼き1個分を消費する計算(?)です。前述の通り結局ピザを食べてるんですけどね。
余談
夜更かしや喉が荒れる懸念から、歌いすぎには注意が必要です。
ミスチルとかモーニング娘。とか宇多田ヒカルとか、勢いありすぎるアーティストが多く活動していた90年代後半が、カラオケでも最強でした。*1
採点システムは私が10代の頃からありましたが、深夜まで飛び跳ね絶叫、ソファに寝て人のバラードを聞き、チョコと揚げモチをつまみ胡坐をかいて歌ってポップコーンをこぼしたりで、当時の品性は4点。
本日の名言。
悩みなんて一つの通過点
大きすぎるブレスレットのように するり
宇多田ヒカル 『Wait&&see〜リスク〜』より
*1:自分が思春期を過ごした贔屓目もあります。