平日お昼にサッと読む どろんぱの散文

シンプルな暮らし、いい言葉、映画、プチプラ、ダイエット、その他日常で心に触れたものと人。

21年と7か月生きた猫が天国へと旅立ちました。

実家で飼っていた猫が先日天に召されました。21歳と7か月。メス。白。実家を離れて会う頻度は減ったといえども、中学生の時から人生を共にしてきました。

「ありがとうって言うとき。最後になるかもしれへん」と母から連絡が来た某日朝。

少しずつ痩せてきた数年前から、高齢だしいつかはこういう時が来ると思っていたので実はそこまで特別な不安や悲しみに襲われず、どこか割り切っていました。

家を出て実家に向かう時は、そんな心境だった私。

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別れの挨拶


朝早く実家に着いて対面した途端、涙が止まらなくなり嗚咽。

穏やかな表情と、命の灯みたいなものがちょっとずつ小さくなっていくのが伝わる寝姿が凛々しくも綺麗でした。動くのもしんどかったと思いますが、手を伸ばして私の手の甲に肉球を乗っけてくれたのです。

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猫は最期の姿を見せない
という言説を聞いたことがありますが、明らかに最期のお別れの挨拶なんだろうなと悟り、「ありがとう」とか「大好きよー」という言葉を繰り返す以外、胸が詰まりすぎて何も言うことができませんでした。

天へ

出勤前だったので、対面時間はたった10分。

出勤してから2時間後、母の腕の中で息を引き取ったと母から連絡がありました。偶然にも私はその日から長期出張で関西を離れなければならなかったので、一日でもズレればありがとうすら言えなかったことに。

きっとそういうことを見越して、その10分を待って旅立ってくれたと、勝手にそう思っています。

旅立った後

まだ実感が沸いていません。今はただ、縁あって我が家に来てくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。

火葬に立ち会った姉曰く「あっち側は、痛みとか苦しみ、悲しみ諸々のしんどい出来事がひとつもない世界だから、楽しくのんびり暮らせる」らしいのでホッとしつつも、自分とは違う世界に行ってしまったことに寂しさも感じています。

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ここ数日、野良猫を見るたびに「あっちの世界から派遣された分身ネコ」と解釈していて、今も時々は同じ世界で見守ってくれているんだと、これもまた勝手にそう思っているところです。


おわりに

泣きながら猫用のトイレを掃除したという母。生き物を亡くすと色々消耗します。でもしっかり悲しんだ後はまた、里親を探している猫を引き取るかもしれません。猫との暮らしが幸せで楽しいことを教わったから。

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飼っている私たちはとても幸せだったし、家族に愛された彼女も、きっと幸せを感じてくれていたと思います。

生き物を飼うことが、地球上に幸せな生き物をたくさん増やすことに繋がると良いなと改めて感じました。


本日の名言。


愛することによって失うものは何もない。しかし、愛することを怖がっていたら、何も得られない。

バーバラ・デ・アンジェリス